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いつもランラン

自転車は軽車両 No.335

 交差点で、歩道で、自転車にぶつかりそうになりヒヤッとしたっていうこと、きっと誰もが経験しているだろう。
 自転車は言わずと知れた軽車両、車に準じて道路交通法を守らなければならない。だがそれを認識している人がどれくらいいるだろうか。信号無視に交差点の飛び出し、狭い歩道を人を押しのけて走ったり、おしゃべりしながら並列で走ったり。危険な事例を挙げればきりがない。もちろん事故も増えているが、ほとんどの場合は当て逃げだ。
 近所の整形外科で出会った年配の女性は、自転車にぶつけられて転んだとかで顔といわず腕といわず傷だらけ。相手はそのまま逃げ去り泣き寝入り状態だと嘆いていた。
 そんな現状に行政も重い腰を上げ、道路交通法を改正、この11月1日に施行された。その内容は危険行為を厳罰化で取り締まるというもの。スマホの「ながら運転」と「酒気帯び運転」が危険行為と指定され、違反すると懲役刑または高額な罰金が科せられる。
 さて厳罰化の効果はいかほどか。少しはましになるだろうが、それだけでは危険な運転はなくならない。まずは交通ルールの講習を義務づけるなどで、軽車両だという認識を持たせることが先だと思うのだが。(ぴ)


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