機関紙編集者クラブトップページ   会員ページログインへ
いつもランラン

選挙制度 No.350

 厳寒の衆院選は、自民党が全議席の3分の2を超える316議席を獲得しての歴史的圧勝で終わった。だが、この結果は本当に民意を反映したものと言えるのだろうか。
 実際のところ自民党の小選挙区での得票率は49・2%で半分にも満たない。裏返せば半分以上の有権者は反自民だったということだ。にもかかわらずこの結果。とにもかくにも小選挙区制の弊害が如実に出たということだ。
 この小選挙区制、正確には小選挙区比例代表並立制は、政権交代可能な二大政党制をめざし、1994年の公職選挙法改正で導入された。確かに2009年には民主党政権が誕生するという場面もあった。だが、現在は状況が余りにも違いすぎる。少数政党が乱立し、一強多弱という状況では二大政党制など望べくもなく、政権交代も夢のまた夢。当初の目的はかき消えてしまっている。
 膨大な死票を生み出し、多様な民意を反映できないこの小選挙区制度では健全な政治は行えないのは明白だ。
 SNSなどの情報に流されず、自分の頭で政治を考え投票するのが選挙の基本だが、その前に選挙制度を抜本的に改革しなければ、いつまでたっても民意は反映されない。(ぴ)


機関紙編集者クラブ 530-0041 大阪市北区天神橋3-9-27 PLP会館3階
club@kclub1965.com tel 06-6948-6079  fax 06-6948-6657