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いつもランラン

あぁお節介 No.260

 前を歩いている人の背中のボタンが一つはずれている。あっちの人は背中のデイパックのチャックが開いている。
 通勤途上にすれ違う人々。別に観察しようと思って見ているわけではないのに、つい目にして気になってしまう。教えてあげなくっちゃと思うのだが、かえって恥をかかす、あるいは余計なお節介かもと考えて声をかけそびれてしまう。
 大阪のおばちゃんはもともとお節介で、それが街のコミュニケーション力をアップしてきた。街頭のインタビューに登場するおばちゃんはほとんどその典型。サービス精神たっぷりに自虐ネタを披露したりしている。
 だが、大阪のおばちゃんといっても、当然全ての人が同じ行動するわけではない。引っ込み思案な人もいれば、他人に無関心な人だっている。なのにマスコミは「ヒョウ柄の洋服を着、アメちゃんを持ち、お節介を焼く」のが大阪のおばちゃんと喧伝する。
 お節介も時と場合だ。たとえ親切心でも、迷惑になることだってある。大阪のおばちゃんもそれくらいは心得ている。とはいえやっぱり気にかかる。今日も見かけた前行く女性。スカートの裾がほつれていると教えたかったのに、あっという間に人並みに消えた。(ぴ)


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