「伝えるということ」・第43回広報宣伝セミナー
人に何かを伝えるということの本質を見極めること。伝えたい相手(読者)、情報発信する元を確定すること。見出し・キャッチコピーは「短ければ短いほど良く」「伝えすぎず」「奇をてらわない」こと。「おもしろい」言葉とは、その切り口が鮮明だからおもしろくなる。言葉を生み出すのは、決して編集者本人のスキルやセンスなどに特化したものではなく、伝えようとするプロセスから生まれてくるものだ。
「魅力ある言葉・タイトルやキャッチコピーの実際」と題した講演で、元ミーツ・リージョナル編集長の江弘毅(こう・ひろき)さんは豊富な知識と経験から、参加者にヒントを与えた。
機関紙編集者クラブは6月13日、連合大阪大会議室で第43回広報宣伝セミナーを開き、会員組合の機関紙担当者など32人が受講した。
今回のセミナーは「だれもが手にとってみたくなるビラづくり」をテーマに、第1部では見出し・キャッチコピーを考え、第2部では実際にビラを作る実技講座を企画した。
実技講座では「インパクトのあるビラづくり」と題して、クラブ講師の辻義治さんからビラのレイアウトやまとめ方の説明を受けたあと、八つのグループに分かれて実際にビラを作成した。
版下用紙にイラストなどを張り付けてレイアウトし、手書きの見出しやキャッチコピーを書き込み、まさしく手作りビラが完成した。参加者はグループでの交流も深めながら、人に伝えるビラとは何かを探求した。
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