おもしろい・疑問が記事の素
第40回広報宣伝セミナー
「記事を書くには取材や下調べが大事。自分がおもしろいと思うことや疑問に思うことを探し出しておく。何がニュースなのかを掘り起こし、見出しも意識しながら記事を書く。現場で完結することだ」。共同通信社大阪社会部次長の池谷孝司さんが、46人の受講者に話した。
7月8日の土曜日、機関紙編集者クラブは大阪市内で第40回広報宣伝セミナーを開き、プロの記者の視点と取材力、まとめ方などについて、実技を交えた講演を受けた。
実技では、参加者が池谷さんの講演および、資料などで示された労働組合のイベントという二つの題材をそれぞれ記事にまとめ、池谷さんがその場で講評。「うーん、だめですねぇ」との評に現役デスクの厳しい一面も垣間見えた。
記事のまとめ方では、5W1Hの要素を盛り込み、分かりやすく、行数を決めて短くまとめるなどの基本と共同通信社発行の「記者ハンドブック」の使い方を学んだ。
機関紙編集者クラブは、今回のセミナーでは土曜日の1日開催を試みた。参加者アンケートを分析・検討し、今後も機関紙担当者のニーズに合ったセミナーを心がける。
(写真は講演する池谷講師)
|