京都文化博物館では7月6日まで特別展「和食〜日本の自然、人々の知恵〜」を開いている。 健康食として海外で受け容れられるようになった和食が、ユネスコ無形文化遺産に登録されたのは2013年だ。その後来日する観光客が増え、また大阪・関西万博が開かれていることにより、ますます和食に注目が集まっている。 そんな和食を取り上げ、その魅力に迫るのがこの特別展だ。和食を支えるさまざまな食材の多様性を体感したり、縄文時代から現代まで、人々の知恵や海外との交流を通じて発展してきた和食の歴史をひもといたりしている。 また京都会場オリジナル企画として、将軍・足利義晴が食していた将軍御膳の再現展示もある。知っているようで知らない和食。興味が広がる特別展だ。
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