国立民族学博物館では、みんぱく創設50周年記念特別展として「民具のミカタ博覧会―見つけて、みつめて、知恵の素」を開いている。 日常生活のためにつくられ、使われてきた民具。これは暮らしの造形であり、知識や技、人々の自然観や世界観にふれることができるものだ。また民具は、研究者の手によってさまざまな地域や生活文化の中から収集され、博物館のコレクションになった。 特別展では1970年の大阪万博のために世界各国から収集された民具と、同時代、日本文化の多様性に着目し全国から収集された武蔵野大学所蔵の民具の中から選りすぐられた物を展示、紹介する。 さまざまな切り口から世界と日本の民具の魅力に迫ることとなる。
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