大阪歴史博物館では、特集展示として「稲作民俗事始め―米をつくる技術、米がつくる文化―」を12月25日から開く。 稲作は日本人にとって基本的な生業だった。それを示すのが、鏡餅やお花見、稲荷神社など稲作から派生した風習や信仰であり、農具の改良や新たな農法の導入といった米作りの歴史だ。 この特集展示では、近年の民族学研究を振り返りながら、農具を中心とした技術伝承や農耕儀礼、穀霊信仰などの資料を紹介。人々がどのように稲作に向き合ってきたのかを見ることになる。