体験で学ぶデジカメ撮影・第42回広報宣伝セミナー

 機関紙編集者クラブは6月8日の日曜日、大阪市内で第42回広報宣伝セミナーとして、デジカメ写真講座(屋内集会を撮る)を開いた。受講者は26人で、プロの視点や技を学んだ。
 講師には、共同通信社大阪支社写真部次長の今里彰利さんを招き、報道写真の意義や一眼レフとコンパクトデジカメの性能の違い、写真のトリミングや画像処理の方法などを学んだ。また、受講者が実際に屋内集会の現場に出向いて撮影の実習をし、その写真を今里さんが講評しながらトリミングするなどした。
 撮影現場は、中之島中央公会堂で開かれていた集会「どないしょ?うちらの水」。G8サミットを前に水の問題をグローバルに考えるため、NPO法人や水政策研究所が開いたもの。事前に撮影許可を得て、受講者がそれぞれに会場の雰囲気を撮った。
 今里さんは屋内集会の撮影ポイントについて「舞台正面、左右、来場者と、雰囲気を伝えるパターンは決まっている。今回の会場は2階席からのアングルが雰囲気を一番伝えやすい場所。会場の暗さがコンパクトデジカメには厳しい環境だったが、看板を入れ込むなどセオリーどおりに捉えることが大切」と具体的なアドバイスを行った。
 実際に受講者が交代で一眼レフとコンパクトデジカメで撮影、その性能の違いを体感する講義もあり、機関紙には「一眼レフが適している」との今里さんの評に、受講者は納得の様子だった。
 機関紙編集者クラブは、今後も体験型実技講座の開催を追求していく。