ひと目でわかる見出しを・第41回広報宣伝セミナー

  機関紙編集者クラブは6月9日、大阪市内で「第41回広報宣伝セミナー」を開き、35人が参加した。
 「スポーツ新聞・作り手のやりがいと迷い」と題して講演に立った、デイリースポーツ社編集局整理部副部長の永井功さんは「自分が取材して書いた記事はかわいい。しかし客観的に書かないと読者から見て的外れなものになってしまう。読者のことを思い続けながら記事をかくモチベーションが大切。それがやりがいにもつながる」と語った。
 技術講座「魅力ある見出しを作ろう」では、実際の記事に参加者が見出しをつけ、作品はスクリーンに映し出されて永井さんから評価を受けた。永井さんは「見出しは読ませてはダメ。一瞬にして意味が伝わらなければ」と述べ、参加者に魅力ある見出しのノウハウを伝授した。
 午後の技術講座「見出しを生かすレイアウトを作る」では、ラフスケッチでレイアウトを作成。参加者は、良いレイアウトを作るためのルール(禁じ手)や、トリミング次第で写真が生きることなどを学んだ。
 参加者からは「見出しをつけるのが難しかったが、作り手のやりがいなど、学ぶことが多かった」などの感想があった。
(写真は見出しについて質問する参加者)