講義と実習で基本学ぶ
2016入門セミナーLESSON1

 機関紙編集者クラブは10月22日、大阪市北区のPLP会館で「機関紙づくりの基本は記事と見出しとレイアウト」をテーマに「2016入門セミナーLESSON1」を開いた。各地の労働組合から21人が参加し、 講義と実習で新聞づくりの基本を学んだ。
 午前中はクラブ講師の大賀康祐さんが「文章もちょっとの工夫でこのうまさ」と題し、労働組合などが発行する機関紙を対象にした記事の書き方の基本を講義した。
 受講者は、講義に続いて各自で記事を書く実習に取り組み、「最も伝えたいことを先頭に置く」「5W1Hを書く」「一文は短く的確に」といったポイントを学んだ。
 午後も引き続き大賀さんを講師に、「見出しの付け方」について学んだ。
 「読者は見出しで記事を読むかどうかを判断する」「見出しは記事内容の簡潔な要約とする」といった基本の説明があり、受講者は与えられた記事に見出しをつける課題に取り組んだ。
 続いて、クラブ講師の辻義治さんが「新聞づくりのレイアウト(割り付け)」をテーマに講義、紙面に文字や写真などを効果的に配置するためのポイントを説明した。
 受講者は、「割り付け用紙を用意する」「読みやすい紙面のコツ」「インパクトを与え注目させるには」「読者が混乱しない配置を」「新聞は拾い読みできることが大事」といった紙面づくりのノウハウについて、 具体例を見ながら学んだ。また用意された教材を切り貼りする実習を通して割り付けの実際を体験した。
 クラブでは、今後も会員団体のニーズに応え、新聞づくりの技術向上をめざしたセミナーを開催していく。

*講師の説明のあと割り付け実習に真剣に取り組む受講者たち