奈良国立博物館「世界探検の旅」
時空超え文化に出会う
 

 人類の約6000年にわたる文明の変遷を、時空を超え旅するように見ることができる展覧会が奈良国立博物館で開かれている。それが特別展「世界探検の旅―美と驚異の遺産―」だ。そしてこれは、30万点にのぼる考古資料、民族資料を所蔵する天理大学附属天理参考館と、数々の仏教美術を所蔵する奈良国立博物館との初のコラボレーション展でもある。
 展示は三つの章で構成されている。第1章「文明の交差する世界」ではオリエントと中国に焦点をあて、文明の誕生を起点に各地の文明が交流していく様や、仏教の伝来などが見て取れる資料を展示。第2章の「神々と摩訶(まか)不思議な世界」では、パプアニューギニアの精霊仮面「コヴァヴェ」やインドネシアの儀礼劇チャロナランの仮面などを展示し、信仰と死後の世界を紹介する。
 そして第3章の「追憶の20世紀」では、北米の先住民が身につけていた戦士の栄誉礼冠や、北京の商店が掲げていたさまざまな効果看板などを展示。懐かしさを感じる20世紀の文化と先人の知恵が紹介される。
 また会場全体にはドラマティックな照明が施されており、異世界感を醸し出すのに一役買っている。人類が歩み育んできた文化と歴史を体感できる展覧会だ。

日時 9月23日(火・祝)まで
9時半〜17時、ただし土曜日は19時閉館(入館は閉館の30分前まで)
会場 奈良国立博物館東西新館(「近鉄奈良」駅から登大路を東へ徒歩約15分)
休館日 8月25日、9月1日、8日、16日
料金 一般1800円、高・大学生1300円、中学生以下・障害者手帳などをお持ちの方(介護者1人を含む)は無料
問い合わせ TEL 050(5542)8600(ハローダイヤル)