大阪歴博の特集展示 大阪最古の洋風建築
 

 大阪歴史博物館では、特集展示として「泉布観―大阪最古の洋風建築―」を4月14日まで開いている。
 1871(明治4)年に造幣寮(現・造幣局)の応接所として建設されたのが泉布観だ。「貨幣の館」という意味を持つこの名称は、1872年に大阪を訪れた明治天皇によって命名されたもの。それ以来、国内外の要人を迎える大阪の迎賓館として利用されてきた。
 桟瓦葺(さんかわらぶ)きの屋根と漆喰(しっくい)の壁、周囲にヴェランダを巡らせたこの建物は、大阪で現存最古、国内でも最初期の洋風建築だ。1956年には国の重要文化財にも指定された。
 展覧会では、泉布観の建設経緯や建物の特徴をはじめ、明治時代以降の泉布観の歩みなどを各種資料を通して紹介する。

日時 4月14日(月)まで
会場 大阪歴史博物館(大阪メトロ谷町線・中央線「谷町四丁目」駅下車、2・9番出口)
開館時間 9時半〜17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日 火曜日
観覧料 一般600円、高・大学生400円、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上・障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1人含む)は無料(要証明証)
問い合わせ 大阪歴史博物館
TEL 06(6946)5728