伊丹ミュージアム 夏の特別展「虫」
 

 市立伊丹ミュージアムでは、夏の特別展として「虫」展を開いている。
 日本列島の自然環境の写し鏡とも言える虫は、生活の中にも息づき、人々の感性と文化を形成してきた。また農耕が主体であった時代、豊穣の恩恵と無慈悲な天災という自然のもつ二面性から、虫もまた神仏のようにあがめられたり、化け物として恐れられたりしてきた。
 展覧会では、日本の文化と歴史のなかにさまざまな形で登場する虫を、江戸時代を中心に美術や工芸、俳諧など多彩な分野の作品資料約140点を通して紹介する。虫が主役の物語絵巻や虫を精密に描いた図譜、また妖怪として恐れられた虫などが登場。それらの姿から日本人がどのように虫を認識し、愛でてきたかを知ることになる。

日時 9月29日(日)まで
会場 市立伊丹ミュージアム(阪急「伊丹」駅から北東へ徒歩約9分、JR「伊丹」駅から北西へ徒歩約6分)
開館時間 10時〜18時(入館は17時半まで)
休館日 月曜日、ただし9月16日、23日は開館、その翌日休館
観覧料 一般1000円、高・大学生700円、小・中学生400円(兵庫県内の小・中学生はココロンカード提示で無料)
問い合わせ TEL 072(772)5959