特別展「命のビザ」の知られざる原点
 

 ピースおおさかでは、特別展「キュラソー・ビザ―ズワルテンダイク・オランダ領事と『命のビザ』の知られざる原点―」を8月24日から開く。
 第二次世界大戦中、ユダヤ人をナチスの迫害から救うため、外交官の杉原千畝が発給した「命のビザ」は有名だ。だがこれは通過ビザであり、発給するには「目的地ビザ」が必要だった。その「目的地ビザ」を発給したのがオランダ領事のズワルテンダイクだ。
 キュラソー・ビザと呼ばれるこのビザは、南米のオランダ領キュラソー島をみせかけの目的地としたもので、正式な入国査証ではなかった。だが、これがあることで「命のビザ」の発給が可能となり、数千人のユダヤ人が日本を経由して他国へ逃れることができた。
 特別展では、キュラソー・ビザを生み出したズワルテンダイク・オランダ領事を中心に、ユダヤ難民の救済に尽力した人々の物語を紹介する。

日時 8月24日(土)〜9月22日(日)
会場 ピースおおさか特別展示室(大阪メトロ「森ノ宮」駅1号出口から西へ200b、JR環状線「森ノ宮」駅北出口から西へ400b)
開館時間 9時半〜17時(入館は16時半まで)
休館日 月曜日と9月3日
入館料 一般250円、高校生150円、中学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料(要証明)
問い合わせ ピースおおさか(大阪国際平和センター)
TEL06(6947)7208
FAX06(6943)6080