大阪歴博の特別展 難波宮で大化改新
 

 中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺した乙巳(いっし)の変で始まった大化改新。これは古代日本の大きな政治改革であり、その改革の舞台となったのが難波宮だ。この誰もが知る大化改新にスポットを当てた特別展「難波宮発掘開始70周年記念 大化改新の地、難波宮―古代日本のターニングポイント―」が大阪歴史博物館で開かれている。
 大化改新を契機とし造営が始まった難波宮には、左右対称に設計された中枢部と正方位の区画、そして広々とした朝堂院といった新機軸が導入され、日本古代の国づくりの節目が見えるという。特別展では、70年にわたる発掘調査の成果を中心に周辺資料や伝承を交えながら、難波宮の画期性と大化改新との関わりをわかりやすく紹介している。

日時 8月26日(月)まで
会場 大阪歴史博物館(大阪メトロ谷町線・中央線「谷町四丁目」駅下車、9番出口前)
開館時間 9時半〜17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日 火曜日、ただし8月13日は開館
観覧料 一般1100円(常設展共通1590円)、高・大学生730円(常設展共通1060円)、中学生以下・障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1人含む)は無料(要証明証)
問い合わせ 大阪歴史博物館
TEL06(6946)5728