明石市立文化博物館では夏季特別展として「迷路遊びからお城イラストへ―香川元太郎の作品世界―」を7月13日から開く。 子どもの頃にのめり込んだ迷路遊びがきっかけとなり、迷路のような日本の城のつくりに関心を持った香川さん。いまでは入念な時代考証と現地踏査に基づいて城を描くイラストレータとして活躍している。 会場では明石城を模したダンボール迷路や姫路城の迷路で城の複雑なつくりを体感し、絵の中に隠れているモチーフを探す「さがし絵遊び」をするなど、遊びながらイラストを鑑賞できる仕掛けとなっている。また明石城のイラストからは、城好きさえ納得するほど城郭に関する知見の深さが見て取れるはずだ。 作品の背景やそれが生まれるまでのエピソードも紹介される展覧会、大人も子どもも楽しめる。
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