大阪市立自然史博物館では特別展「日本の鳥の巣と卵427〜小海途銀次郎 鳥の巣コレクションのすべて〜」を6月19日まで開いている。 卵から生まれる鳥。その鳥たちは親鳥がつくった巣で卵から孵化(ふか)し、巣立ちまで過ごす。日本で繁殖が確認されている鳥の種類は250種を超える。つまりそれと同じだけの巣の種類があるということだ。 この特別展は、小海途銀次郎さんが60年をかけて集めた日本最大の鳥の巣コレクションを展示するもの。クマタカの巨大な巣をはじめ、近年繁殖が確認されるようになったカラアカハラやジョウビタキの巣からヒヨドリなど身近にいる鳥の巣まで紹介する。それぞれの鳥の卵も展示しており、鳥の巣と卵の多様性も見ることができる。 日本で繁殖する鳥とその変遷を鳥の巣のコレクションで見る展覧会だ。
|