大阪歴史博物館では、特集展示「タイルとおおさか―日本における『タイル』名称統一100周年―」を6月27日まで開いている。 タイルが日本で使われ始めたのは明治・大正期だが、その呼び名は敷瓦(しきがわら)、化粧煉瓦(けしょうれんが)などさまざまだった。それが統一されたのが1922年。東京で開かれた全国タイル業者大会で統一名称を「タイル」と決めた。その後タイルは普及し、大阪でも学校や銭湯、百貨店の内外装材に広く使用されるようになった。 特集展示では、美章園温泉モザイクタイルや近鉄百貨店阿倍野店の外装タイル(塔屋)など、大阪歴史博物館に寄贈された多種多様なタイルを公開し、都市おおさかの建築を紹介する。
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