大阪都心にある中之島公園。ここに誕生したのが「こどもの本の森 中之島」だ。子どもたちが本に出会い、本を楽しみ、本に学ぶ、まさに子どもが主役の施設となった。 エントランスポーチで子どもたちを出迎えるのは「永遠の青春」と名付けられた青リンゴのオブジェ。建物内に入ると3フロア分の壁すべてが本棚となっており、まずその光景に圧倒される。そして、子どもの気持ちに寄り添うように集められた多種多様な本が、《自然と遊ぼう》《動物が好きな人へ》《ものがたりと言葉》など独自に編んだ12のテーマ別に配架されている。 中央に設置された大きな階段に座っても良し、窓際のソファでも良し、時には公園に飛び出し水際のテラスでも。子どもたちは自らの好奇心に沿って、好きな場所でその日出会った本を自由に楽しめる。子どもの感受性を大切にし、新しい世界との出会いをサポートする施設、「こどもの本の森 中之島」を活用したい。
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