国立民族学博物館で開かれているみんぱくゼミナール。6月のテーマは「博物館が社会を変える―水俣の遺産」。 博物館や資料館はただモノを保管し展示するだけの場所ではない。ときに所蔵する資料などを読み解くことによって社会を変える力を得ることもある。 今回のゼミナールでは、1956年に発見された公害病の一つ、水俣病に関する資料を保存している熊本県水俣市の資料館を取り上げ、負の遺産がどのように利用されているかを考える。