なにわ歴博特集展示「近世都市の食文化」
 

 大阪歴史博物館では特集展示として「発掘成果から考える 近世都市『おおさか』の食文化」を5月11日まで開いている。生活の基本となる「食文化」を考古資料から考えようという展示だ。
 発掘資料の中で多くを占めているのは皿や碗といった食膳具や鍋などの調理具で、時期により産地や器種の違いが見られる。それは豊臣の時代、江戸時代を通じて国内外のさまざまな物が大坂で流通していた証でもある。
 特集展示では大阪城内や蔵屋敷、城下町などで暮らしていた人びとが所有した陶磁器や土器類をはじめ、骨や貝殻といった食材の痕跡などを紹介。かつての大坂の「食」に思いを寄せることとなる。

 
会期 5月11日(月)まで。*臨時休館の場合あり
会場 大阪歴史博物館(大阪メトロ谷町線・中央線「谷町四丁目」駅下車、9番出口前)
開館時間 9時半〜17時、金曜日は20時閉館(入館は閉館の30分前まで)
休館日 火曜日、ただし4月28日、5月5日開館、5月7日休館
入館料 一般600円、高・大学生400円、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上・障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1人含む)は無料
問い合わせ 大阪歴史博物館
TEL06(6946)5728