なにわ歴博・特集展示「近代水都大阪を描く」
 

 川の水面に現れるさざ波を描いた福田平八郎の「漣(さざなみ)」をはじめ、近代の水都大阪を描いた絵画が大阪歴史博物館にそろう。それが特集展示『「漣」を生んだ風景―近代水都大阪を描く―』だ。
 今年は新淀川が誕生して110年目。かつての淀川は水の恵みをもたらすのと同時に、水害を引き起こす危険な川でもあった。その危険を回避するための開削工事で誕生したのが新淀川で、水都大阪の繁栄に大きく寄与した。
 この特集展示は、大阪の水辺の景観を絵画を通じて振り返るもの。水辺空間に思いをはせるきっかけとしたい。

 
会期 7月10日(水)〜8月19日(月)
会場 大阪歴史博物館(大阪メトロ谷町線・中央線「谷町四丁目」駅下車、9番出口前)
開館時間 9時半〜17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日 火曜日、ただし8月13日は開館
観覧料 一般600円、高・大学生400円、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明)・障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1人含む)は無料
問い合わせ 大阪歴史博物館
TEL06(6946)5728