国立民族学博物館では、特別展として「子ども/おもちゃの博覧会」を開く。この特別展は江戸時代から戦後にわたり、さまざまな玩具を通じて、子どもや子どもを巡る社会の変遷とその意味を探ろうというものだ。 展示は、「江戸時代の玩具」「戦争と子どもと玩具」など六つに分かれている。各地の歴史や文化と関わる玩具などの紹介から始まり、明治時代に伝来した海外からの技術や知識による影響、また近代の富国強兵政策のなか戦争を題材にした玩具の登場で変化した子どもの遊びなど、それぞれの時代の子どものありようを紹介している。 社会の変化により影響を受ける子どもの遊びや人びとの子ども観。あらためて子どもの遊びと玩具の関係性を考える展覧会となる。
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