なにわ歴博・特別展「はにわ大行進」
 

 大阪歴史博物館では特別展として、「はにわ大行進―長原古墳群と長原遺跡―」を1月26日から開く。
 大阪市平野区の南部に広がる長原遺跡は、1974年、地下鉄谷町線の工事過程で発見されたものだ。そして45年にわたる調査で旧石器時代から始まる大複合遺跡であること、古墳時代には200基を超す長原古墳群であったこと、そして多彩なモノ作りが行われた集落であったことなどが明らかになってきた。
 3章に分けられた会場では、形象埴輪(はにわ)や円筒埴輪、近畿地方で出土した船形埴輪の展示をはじめ、古墳時代前期末から後期にかけて形成された長原古墳群の全貌、そして古墳に葬られた人びとが暮らした集落としての長原遺跡を紹介している。
 百舌鳥・古市古墳群などと同時期に営まれた長原遺跡を通じて、古墳時代の大阪の姿を見ることができる展覧会だ。

 
会期 1月26日(土)〜3月17日(日)
会場 大阪歴史博物館(地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅下車、9番出口前)
開館時間 9時半〜17時、金曜日は20時閉館(入館は閉館の30分前まで)
休館日 火曜日
観覧料 一般1000円(常設展共通1500円)、高・大学生700円(常設展共通1030円)、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明)・障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1人含む)は無料
問い合わせ 大阪歴史博物館
TEL06(6946)5728