自然史博物館「きのこ!キノコ!木の子!」展
きのこに魅了されて
 

 会場にあふれるきのこたち。エノキやシメジなどスーパーでよく見るきのこから、巨大なサルノコシカケなど普段お目にかからないきのこまで、さまざまなきのこがそろっている。大阪市立自然史博物館で開かれている特別展「きのこ!キノコ!木の子!〜きのこから眺める自然と暮らし〜」は、知っているようで知らないきのこをフリーズドライ標本で展示、また精密な絵画や先人のさまざまな研究も加えて、楽しみながら学ぶ展覧会だ。
 環境の変化から今では希少品種となったマツタケ。しかし、かつては?松茸狩り?が秋のレジャーとして根付くほど豊富に取れたという。そんな様子が浮かび上がる観光案内やチラシの展示がある。アマチュアから学者まで、きのこの観察に情熱を燃やした人たちの研究成果の展示もある
 食べられるきのこに毒きのこ、地域や環境によって育つ種類の違いなど、きのこのあれこれがつぶさに紹介されている。また、アート作品のモチーフとなったきのこの実例も展示され、不思議な魅力が会場いっぱいに広がっている。
 きのこ初心者はもちろん、子どもから大人まで楽しめる特別展となった。

 
会期 10月21日(日)まで
会場 大阪市立自然史博物館ネイチャーホール(地下鉄御堂筋線「長居」駅下車3号出口より東へ約800b、長居公園内)
開館時間 9時半〜17時(入館は16時半まで)
休館日 月曜日、ただし休日の場合は翌日
観覧料 一般500円、高・大学生300円、中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方(介護者1人を含む)
・大阪市在住の65歳以上の方(要証明)は無料
*常設展および長居植物園への入場は別途料金が必要(セット券有り)
問い合わせ TEL06(6697)6221