大阪くらしの今昔館では、大阪市中央公会堂開館100周年を記念して、特別展「大大阪モダニズム―片岡安の仕事と都市の文化―」を7月21日より開く。 1925年、市域を拡張した大阪市は、面積・人口とも東京市を抜き日本第一の都市、「大大阪」となった。御堂筋の建設や市営地下鉄の開通、また大阪商科大学(現大阪市立大学)や大阪市立美術館など教育文化施設が誕生するなか、機能性を重視した「モダニズム建築」が現れるようになった。そんな大大阪時代を象徴する建築の一つ、大阪市中央公会堂の設計を手がけ、大阪の都市計画を指導したのが建築家で都市計画家の片岡安だ。 展覧会では、片岡の仕事を通して当時の建築群と都市景観を展望。同時に大阪を描いた絵画を紹介し、大大阪モダニズム時代の美術や文化を再評価する。
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