リバティおおさか 特別展「絵図と被差別民」
 

 大阪人権博物館で開かれている第73回特別展。テーマは「絵図と被差別民―都市大坂のコスモロジー」だ。
 江戸時代にはさまざまな絵図が作られた。時の権力の要請によるもの、共同体の運用のためのもの、観光などの目的で市販されたものなどなど。これら都市の景観を映し出す絵図には、古文書だけではわからない情報が盛り込まれており、歴史を知る上で欠かせない。その一方、被差別民の共同体や「非人」などの差別的な名称が刻まれるなど、江戸時代の身分制度も反映されている。
 特別展では、被差別民の記載もそのままの絵図を展示公開し、大坂に生きた被差別民の姿に迫る。

 
会期 8月30日(木)まで
会場 大阪人権博物館(リバティおおさか)(JR環状線「芦原橋」駅下車、南へ600b)
開館時間 〈平日〉10時〜16時
〈土曜日〉13時〜17時(入館はいずれも閉館の30分前まで)
休館日 日・月・火曜日、月末の金・土曜日、盆休み(8/11〜8/21)
入館料 一般500円、高・大学生300円、小・中学生200円、65歳以上300円、障害を持つ方(介助者含む)は無料
問い合わせ 大阪人権博物館
TEL06(6561)5891、FAX06(6561)5995
URL http://www.liberty.or.jp/