韓国のドキュメンタリー映画「自白」が実行委員会によって大阪で自主上映されることとなった。このドキュメンタリー映画は、南北分断状況の韓国で、国家情報院が非人道的な手法でねつ造した「北のスパイ事件」の真実を暴くもの。緻密な調査と貴重な証言の積み重ねによって告発を可能とした。 監督のチェ・スンホさんは、元MBC放送のプロデューサー。李明博政権下の2012年、言論弾圧によってMBC放送を不当解雇され、その後、調査報道専門独立メディア「ニュース打破」を立ち上げた人物だ。 民主化以前の軍事独裁政権ならいざ知らず、現在もなお続くねつ造事件。特定秘密保護法や安保関連法が制定され、「共謀罪」法まで成立した日本にとって他人事ではすまされない事実だ。 この作品を見て平和と民主主義、そして人権を守ることの大切さを再認識したい。
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