「職場の人権」の12月の研究会は「戦後の労使関係の軌跡:日本経済の展開のなかで」がテーマだ。報告者は立命館大学国際関係学部教員の高橋伸彰さんだ。
バブル崩壊後の長期停滞を前に、経済学者の宮本憲一さんは「ゼロ成長でも失業のない豊かな生活を実現できる経済システムを構築する」と提言した。だが歴代の政権も資本の体制内化した労働組合もこの提言に耳を傾けなかった。
今回の研究会は、成長重視の経済・社会政策に対して鋭い批判を提起している高橋さんが、戦後の労使関係がどのように形成され、変化してきたのかを語る報告会となる。
|