リバティおおさかでは特別展として、「夜間中学生 学ぶたびくやしく・学ぶたびうれしく」を10月18日から開く。 憲法第26条で謳(うた)われているのが教育を受ける権利。しかし、さまざまな理由で義務教育を受けることができなかった人もいる。そんな人たちに学ぶ場を提供しているのが夜間中学校だ。この学校(教室)は全国に31校あり、そのうち18校が関西の公立中学校に併設というかたちで存在している。だが、すべての「学びたい」という希望を実現し学ぶ権利を保障するには、まだまだ夜間中学校は不足している。 子どもの貧困問題やいじめ、外国籍の子どもたちの学習などさまざまな課題に直面している教育現場。夜間中学校が持つ役割はますます重要となっている。特別展でその歴史を振り返るとともに現状と将来に向けての課題を考えたい。
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