大阪港が開港してから今年で150年。今回の大阪歴史博物館の特集展示「大阪町めぐり」は、大阪の港にゆかりの深い「安治川と天保山」を取り上げる。
古代、難波津以来、港が栄えてきた大阪、江戸時代には「天下の台所」とも呼ばれていた。しかし淀川の河口に港があったため土砂が堆積しやすく、船舶の通行に支障をきたすこともあった。そのため安治川が開削されたり、また安治川河口の浚渫(しゅんせつ)が行われ、その土砂で天保山ができたりした。 特集展示では、江戸から明治にかけての大阪の港の移り変わりを、安治川と天保山を中心とした資料で紹介する。
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