大阪歴史博物館では、特集展示「重要文化財指定記念 なにわの町人天文学者・間重富(はざましげとみ)」を開いている。
間重富(1756―1816)は家業の質屋を営むかたわら、江戸幕府の御用測量を務めた町人天文学者だ。大阪歴史博物館で維持・公開している間重富に関する資料(羽間文庫)は、間家の後継者から寄贈されたものだ。その資料が昨年、「間重富関係資料」として新たに国の重要文化財に指定された。 特集展示では、重要文化財指定を受けた資料を中心に公開し、間重富と間家の足跡をたどっている。江戸時代、大坂で培われた科学技術・知識に触れる機会となる。
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