なにわ歴博の特別展「渡来人いずこより」
 

 大阪歴史博物館では、4月26日から特別展「渡来人いずこより」を開く。
 日本文化の形成に多くの影響を与えたのは朝鮮半島の文化だ。それらは「渡来人」と呼ばれる人々によって日本にもたらされた。彼らの出身地である朝鮮半島にはそれぞれの地域に個性的な文化がありひとくくりにはできない。だからこそ渡来人がもたらした文物が「いずこより」来たものであるかを明確にすることで渡来文化の具体像や歴史的背景が見えてくる。
 展覧会を構成しているのは、近畿地方やその周辺で出土した朝鮮半島に関する資料だ。それらを渡来人の「出身地」にスポットを当てながら考古学の最新成果を生かして展示、当時の具体的な交流像をビジュアルに描く。日本と朝鮮半島の文化に関心を高め、友好を深めるきっかけとなる。

 
期間 4月26日(水)〜6月12日(月)
会場 大阪歴史博物館(地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅下車、9番出口前)
開館時間 午前9時半〜午後5時、会期中の金曜日は8時閉館(入館は閉館の30分前まで)
休館日 火曜日、ただし5月2日は開館
観覧料 一般1000円(常設展共通1500円)、高・大学生700円(常設展共通1030円)、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明)・障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1人含む)は無料
問い合わせ 大阪歴史博物館
TEL06(6946)5728