ピースおおさかでは、特別展「絵でみる戦争体験−早野朝子さんの終戦・占領・引揚−」を3月30日まで開いている。
咸興(かんこう)、現在の朝鮮民主主義人民共和国で生まれた早野朝子さんは、終戦をその地で迎えた。そして1941年春に日本へ引き揚げるまで、進駐しているソ連兵におびえ、冬の厳しい寒さと飢えに耐え忍ぶ生活を
余儀なくされたという。 この特別展では、早野さんが描いたそれらの体験画と引揚に関連した実物資料を展示。咸興での暮らしや終戦後の苦労、引揚の苛酷さを展示物から読み取り、戦争の悲惨さと平和の尊さを考える機会
となる。 |